医院・クリニックの待合室の照度は300LX程度あれば十分かと思います。(JIS照度基準による)
一般的には昼光色の蛍光灯ランプではなく落ち着いた雰囲気を演出できる電球色のランプが使われます。
無機質な蛍光灯はNGで、ダウンライトを使う場合が一般的でした。
近年LEDの進化がめざましく、種類も増えコストもずいぶん下がりましたので、ダウンライトは現在ほとんどLEDに代わっています。
もちろんLEDも電球色と昼白色がありますので使い分けできます。
また、レディースクリニックなどではブラケット照明を使ってソフトな雰囲気を演出したりします。
天井も単調なままではなく掘り込みをつくったりすると変化ができます。
間接照明を使う場合もありますが、その場合は球の取り換えがしやすいようにする必要があります。
天井裏の配管の問題で天井に変化をつけるのが難しい場合もありますが、少しでも変化をつけると待っている患者さんにソフトな印象を持っていただけると思います。
患者さんにやさしい待合室にしましょう。