小規模な医院では患者さん用トイレも余裕をもって取れないことが多いです。
医院のトイレにはハンディキャップ対応が必要ですし、検尿台がいる場合もあり、便器以外にもいろいろな備品が必要です。
便器以外の主な備品は次のようなものがあります。
・手すり ・紙巻器 ・手洗器、ミラー ・ハンドドライヤー、ペーパータオルホルダー
・ベビーチェアー ・ベビーシート ・検尿台 ・ナースコール(必要に応じ)
・コートフック ・収納、棚 等
上の写真は小児科医院のリフォームの際にできるだけコンパクトにまとめるようにしたものです。
リフォームのためトイレ寸法にも限界がありました。
検尿台、手すり、紙巻器、ベビーチェアー、収納棚を工夫してレイアウトしました。
検尿台と干渉するため手すりは少し短めにし、幼児用便座も壁に掛けるようにしています。
下の写真は逆側の洗面台を見たところで、ミラーに便器が移っています。
写真には写っていませんがおむつ替えベビーシート(折畳式)も設置しました。
医院のトイレはやはり患者さんの特性に応じて、気持ちよく機能的に使っていただき、衛生管理が充分にされ清潔感があることが大事です。
なお、かつてのトイレは湿式工法の床壁タイル貼仕上げが一般的でカビや汚れの問題がありましたので、今は乾式工法でクロスやビニ床シートで仕上げ、水洗いしないでモップ掃除とするようになってきました。
床や壁の黒ずんだトイレは医院でなくとも不潔感を強く抱きます。
まだ湿式工法のトイレの場合は早めにリフォームされることをお薦めします。