有床医院の場合、診察時間外や休診日に待合室の受付の前を患者さんや家族の方が面会で通られることがあります。
監視カメラを設けるのは当然ですが、オープンの受付カウンターの場合には侵入防止の防犯対応が求められます。
一般シャッターでふさぐ場合や、アコーディオンカーテンを設ける場合もありますが、閉鎖的な感じがします。
下の写真の産婦人科ではホールディングゲートシャッターを採用し開放的な感じにしています。
なおこの受付カウンターはカーブしているため真直ぐなグリルシャッターが使えないので横引きのホールディングゲートシャッターとしました。
横引きのシャッターの場合は床にガイドレール溝が必要となりますので、掃除やメンテナンスをきっちりする必要があります。
耳鼻咽喉科サージクリニックではシャッターではありませんが、横引きのアルミパイプカーテンをカウンターと吊戸棚の間に設置しました。
パイプカーテンは軽量で操作が容易ですが、強度はホールディングゲートシャッターより劣ります。
アコーディオンカーテンのような感覚なので、ぐらつき防止にフランス落とし又はガイドレールを設ける必要があります。
どちらにしても横引きタイプのシャッターやカーテンを使う場合は引き込みスペースを十分確保する必要があります。
私は開放的なイメージの受付を提案するようにしていますが、診察時間外のスタッフがいないときに受付を見せたくないという場合もありますので、診察内容や医院の運営方法と合わせて防犯対応を配慮することが大切です。