医院の内装で家具(受付カウンター、作業台、流し台、洗面台他)や木建具などによく使われる材料に
メラミンなどの化粧合板があります。
メラミン化粧板
メラミン樹脂、フェノール樹脂をそれぞれ含浸させた樹脂含浸紙を何枚も重ねて
高温高圧で積層成形したプラスチック板で表層面はメラミン樹脂になっています。
表面が堅く、水をはじき汚れにくく拭きとりやすい利点があります。
流し台や洗面台の前の水のかかりやすい壁面にも適しています。
不燃メラミン化粧版
内装制限で不燃が必要な場合は不燃メラミン化粧板(商品例:セラールなど)を使うことになります。
不燃メラミン化粧板は手術室の壁などにも適しています。
ポリ合板
メラミン化粧板とよく似た材料にポリ合板があります。
ポリ合板は基材に化粧紙を貼り、その上にポリエステル樹脂を塗った後、
表面をフィルムで覆い樹脂を硬化させた化粧板です。
メラミン化粧板よりも安価ですが、耐摩耗性・耐水性などに劣ります。
家具の内部などで傷つきにくく汚れにくい部位に使用するようにしています。
近年はこのような化粧合板も種類がふえ、高耐摩耗性のシート合板などもあります。
化粧合板はベースカラー、木目、石目、布目など種類も豊富です。
使用する部位の特性に合わせて、
耐久性、デザイン性、コスト面を考慮しふさわしい材料を選ぶようにしています。