医療設備の配管、配線は診療科目によって異なります。
設計を行った耳鼻咽喉科医院では手術も行うため吸引設備、酸素設備の配管が必要となりました。
取出し口はコンパクトなユニットタイプとなっており吸引と酸素が分かりやすく表示されています。
酸素設備は使用する部屋の近辺にシャットオフバブルを設け、異常を知らせる遠隔警報機器も必要となります。
酸素、吸引の本体機器はそれぞれ機械室に設置しています。
吸引設備は吸引ポンプとレシーバータンクが設置され、
酸素設備は酸素ボンベと酸素マニホールドが設置されます。
電気関係では医療機器のLAN配管も必要となります。
診療科目によっては特殊な配管が必要となる場合もありますので設計段階で医療設備メーカーに仕様・配管経路を図面化してもらうのが一般的です。
取出し口の位置、機械の設置スペース等を早い段階で調整しておく必要があります。