トイレ01;患者さん用トイレについて

トイレ01;患者さん用トイレについて

医院新築の場合は「福祉のまちづくり条例等」により、患者用トイレも寸法はじめ細かく規定されるようになりました。

医院は公共的な施設でもあるのでバリアフリーへの対応は重要なことですし、車椅子の方がよく来られる整形外科などは十分な対策が必要です。

必要な広さ・設備

手すりをつけるのはもちろんですが、車椅子の方が便房内で1人で回転するには2m角位のスペースが必要です。

小さな医院ではトイレの面積がなかなかとれないのが現実で、もう少し緩和されますがそれでも車椅子が入ることを考えると
奥行きは1.8mぐらい必要になります。

複数階にトイレがある場合はEVがあれば1ヶ所を福祉対応トイレにすることになります。

大阪府では近年便器に簡易オストメイト対応をするよう指導されるようになりました。

 

科目によればベビーシート、ベビーチェアーが必要になります。

コートフックや女性のハンドバック置台なども必要な場合があります。

又検尿台の必要な場合は患者用トイレの配置にも十分気をつけましょう。

患者さん用トイレの実例

1)整形外科の場合


上の写真は病床のある整形外科医院のトイレをリフォームしたものですが、入院患者さんが歩行器を使って入りやすいように工夫し、便房の戸もアコーディオンにしています。

 

2)小児科の場合


上の写真は小児科医院のリフォームの際にできるだけコンパクトにまとめるようにしたものです。

リフォームのため、トイレ寸法にも限界がありました。

検尿台、手すり、紙巻器、ベビーチェアー、収納棚を工夫してレイアウトしました。

検尿台と干渉するため手すりは少し短めにし、幼児用便座も壁に掛けるようにしています。

写真には写っていませんがおむつ替えベビーシート(折畳式)も設置しました。

 

3)歯科・眼科の場合

歯科、眼科などは患者さんが鏡をよく見られるので洗面コーナーを設けますが、トイレと分離して清潔感のあるようにしましょう。

まとめ

かつてのトイレは湿式工法の床壁タイル貼仕上げが一般的でカビや汚れの問題がありました。

今は乾式工法でクロスやビニ床シートで仕上げ、水洗いしないでモップ掃除とするようになってきました。

床や壁の黒ずんだトイレは医院でなくとも不潔感を強く抱きます。

まだ水洗いのトイレの場合は早めにリフォームされることをお薦めします。


 

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