医療設備02;医院リフォームは設備計画が重要

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医院・クリニックのリフォーム・リノベーションに際しては構造体に抵触しないように、設備計画を考えます。

設計にあたって重要なポイントとなります。

空調換気設備

築20~30年以上前の医院をリフォームする時にいつも気になるのが、換気設備がトイレくらいしかなく給排気が充分でないことです。

病室や廊下にまったく換気設備がない場合もありました。

もちろん現在は新築の時に建築法規や設備基準に基づき計算したうえで給排気設備を設けます。

ダクト配管の貫通が必要であれば設計段階で調整し、梁にスリーブを設けるようにします。

給排気が充分でないと衛生上の問題もあるので、古い医院のリフォームの場合は改めて給排気設備を設けることになりますが、これがなかなか一筋縄ではいきません。

ダクト配管は建物本体の梁を貫通できないため、梁下を通ることになり、天井を下げたり配管カバーを設けたりして対応します。

天井が下がると圧迫感がありますし、配管の目隠しは意匠的な問題があるので、配管経路を決定するのに非常に悩みます。

空調機の冷媒、ドレイン配管にも同じことが言えます。

又、ビルインの内装でもまったく同じ問題があります。

給排水衛生設備

1)排水設備

医院リフォームでの排水設備は、2階以上のリフォームの場合は下の階の天井裏で配管をするため排水位置や経路もある程度融通がききます。

1階の場合は地中に配管しているため排水位置や経路を変更するのは非常に大掛かりになり、変更するためには床組をして床の高さを15~20㎝位上げてその中で配管することもあります。

但し床が上がるため天井高さが低くなるデメリットがあります。

ちなみにビルインの場合は下の階のテナントの天井をさわれないので排水位置の変更の場合は床を上げることになります。

2)給水設備

給水は天井から配管できるので位置変更は可能ですが、壁内を通すなど配管の隠し方を考えておく必要があり、ガス配管も同様です。

但し歯科の診察室のように部屋の中央に給水が必要な場合は床から配管することになります。

まとめ

医院リフォームでは床下や天井裏で、空調換気設備・給排水設備・電気設備の配管が交錯するのでその調整に悩みます。

計画の早い段階から意匠とパラレルに設備計画を考えるようにしています。

これはビルインの場合も同じです。

設備計画は医院リフォームの設計で最も経験やノウハウが試される大事な問題だと感じています。

医院・歯科医院の新築、内装、リフォームは是非、私の経験・ノウハウをご活用ください。


 

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