医院計画07;土足か履き替えか

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医院設計のご相談を受けた時、はじめに質問する項目の一つに「土足か履き替えか」という問題があります。

どちらも一長一短だとは思いますが、ドクターのお考えをおうかがいします。

土足は土や雨を持ち込むと言われる場合もありますし、

“(履き替えの)スリッパは不潔”と患者さんに敬遠されると言われる場合もあります。

土足の場合、診察室で診察台に上がる時に履き替えることを嫌がられる場合もありました。

履き替えの場合、下足箱が入口にあることがそもそも不潔という意見もあります。

建築的には履き替えだと

・下足箱やスリッパ立てに場所がとられること、

・入口で人が溜まること、

・床の仕上げ材の選定が変わってくること

などの問題があります。

スリッパの場合、最近は殺菌スリッパラックを使われることがほとんどです。

土足の場合はダスキンのマットなどを置かれます。

履き替えの下足箱をつくる場合は女性のブーツへの対応も必要になります。

経験上、年配の先生は履き替えを薦め、若い先生は土足を好むように感じています。

かつて親子継承の医院で「土足か履き替えか」の問題で親子の意見が完全に対立し、

ぎりぎりまで決定できなかったことがあります。

最近は土足派が多いように感じていますし、建築的な面だけで考えると土足の方がすっきりとします。

ちなみに下の写真は履き替え用の椅子をデザインしたものですが、鞄置きと勘違いされることもあるそうです。


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