医院計画02;確認申請書・検査済証は大切に

医院計画02;確認申請書・検査済証は大切に

検査済証の重要性

大規模な医院リフォームをする時は、まずかつての設計図面を見せていただき、建築確認申請書・検査済証の有無をおたずねします。

しかし、築30年以上前の建物の場合は紛失しているケースがほとんどです。

例えば増築したい、エレベーターをつけたい、特殊建築物へ用途変更(100㎡以上)をしたい等のご要望がある場合は、新たに建築確認申請を提出する必要があります。

この建築確認申請では既存建物が竣工時に検査済証を交付されていることが前提です。

既存建物の検査済証がないと増築やエレベーター設置等は非常に困難になりますので検査済証は大変大事なものです。

建築確認申請書には図面と構造計算書が入っていますので建物のカルテのようなものと考えて下さい。

検査済証が見つからない場合は、検査済証が発行されていたかどうかを役所で調べることができます。

既存建物の建築確認申請の日付、番号がわかれば早いのですが、築年数の古い建物でわからない場合は資料を調べるのが困難な場合もあります。

これから新築される際は竣工時に引き渡される建築確認申請書・検査済証をくれぐれも大事に保管されるようお願いいたします。

最近は建築確認審査機関によれば、検査済証と共に検査日・番号を記した建物に貼るシールやプレートを用意している場合もあり、以前と比べると随分便利になってきました。

 

検査済証のない建築物の建築基準法適合調査

検査済証が発行されていない建物の増改築や用途変更の確認申請を行おうとした場合、既存建築物の法適合性を確認できないため非常に困難となります。

2015年7月に国土交通省が「検査済証のない建築物の建築基準法適合調査」のガイドラインをだし、民間の確認審査機関がこの法適合調査をおこなえることになりました。

建築確認申請書に基づき現地調査を行い現状の法適合を調べることになりますので、確認申請書がなければ現実的に不可能です。

法適合調査の結果が法適合していたことが確認されれば、既存建物への増改築、用途変更などの確認申請をおこなうことができるということのようです。

但し、コンクリートや鉄骨などの構造の検査も必要なようですが、どのように調べるのかという詳細は具体的に相談しないとわかりませんし、かなりハードルの高い調査と予測されます。

まだ具体的にこの調査を行った例も少ないようですし、簡単に法適合性を証明できるとは考えられません。

今後どの程度活用できるか見守りたいと思います。


建築のご計画にお悩みの方はぜひ私達の経験とノウハウをご活用ください。

 

reclinic

toi